海外FX業者のXMで口座開設をする時に、口座開設フォームにてFXの最大レバレッジを選択できる項目があります。
XMのレバレッジは、1倍~1,000倍まで選ぶことが出来ますが、XMでどのレバレッジを選べば最適なのか、そもそもレバレッジとは何かを含めご紹介します。
目次
レバレッジとは?
レバレッジとは、資金(取引証拠金)の数倍~数百倍の金額を取引できるようになる仕組みのことを言います。
日本国内FX業者の場合は、最大レバレッジ25倍までとなりますが、海外FX業者の場合は、数百倍のレバレッジを提供しています。
日本では、2009年まで最大レバレッジの規制がなく国内でも数百倍のレバレッジでFX取引が可能でした。
その後、金融庁の圧力により、日本では2010年に50倍に規制、翌年の2011年には25倍に規制された歴史があります。
レバレッジは、少ない力(資金)で大きな力(金額)の取引ができることから、てこの原理と同じとして説明されることが多いです。
一般的に「レバレッジ」と言うと「最大レバレッジ」のことを指します。
最大レバレッジとは、資金(取引証拠金)に対する最大の倍率のことで、最大いくらまでの金額を取引出来るかという指標となります。
例えば、資金が10万円しかなくても、XMの場合は最大レバレッジ1,000倍を提供しているので、資金の1,000倍の1億円(10万円×1,000倍)までの金額を取引できるという意味になります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、「レバレッジは資金の数倍の金額を取引できる」とだけ覚えておけば良いでしょう。
XMの提供するレバレッジは合計16種類
XM口座開設時に選べる最大レバレッジは、合計で下記の16種類です。XMマイクロ口座、XMスタンダード口座(デモ口座・リアル口座)ともに選べるレバレッジは共通です。
ただし、XM Zero口座だけ最大レバレッジは500倍となっています。
- 1:1000(最大1000倍)←オススメ!
- 1:888(最大888倍)
- 1:500(最大500倍)
- 1:400(最大400倍)
- 1:300(最大300倍)
- 1:200(最大200倍)
- 1:100(最大100倍)
- 1:66(最大66倍)
- 1:50(最大50倍)
- 1:25(最大25倍)
- 1:20(最大20倍)
- 1:15(最大15倍)
- 1:10(最大10倍)
- 1:5(最大5倍)
- 1:3(最大3倍)
- 1:2(最大2倍)
- 1:1(最大1倍)
口座残高が$20,001~$100,000になると最大レバレッジ200倍、$100,001~は最大レバレッジ100倍に制限されます。
最大レバレッジ1,000倍で取引したい際は、口座開設フォームの「投資額(USD)」項目で「5 – 20,000」を選択するようにしましょう。
- 関連記事: XM口座タイプの選び方
どのレバレッジを選べば良いの?
特別な理由がない限り、最大レバレッジは1:1,000(最大1000倍)を選択するようにしましょう。
最大レバレッジが高ければ高い程、少ない資金で取引が可能になります。(必要証拠金が低くなります。)
海外FX業者を利用するメリットの一つに高いレバレッジがあります。XMを利用するトレーダーもほとんどの人が1000倍を選択しています。
最大レバレッジに対する必要証拠金表
必要証拠金とは、取引する際に最低限必要な資金です。
それぞれの最大レバレッジで、どのくらいの必要証拠金になるか一覧リストでご紹介します。
- 条件:ドル円110.00円の時に0.1ロット(1万通貨)を新規注文する場合
- 計算式:[約定レート]×[取引通貨単位]×[数量]÷[レバレッジ]=[必要証拠金]
最大レバレッジ | 必要証拠金 |
---|---|
1000倍(海外FX業者XM) | 1,100円 |
500倍 | 2,200円 |
300倍 | 3,667円 |
100倍 | 11,000円 |
25倍(日本国内最大レバレッジ) | 44,000円 |
10倍(2018年日本国内規制予定) | 110,000円 |
例えば、ドル円110.00円の時に1万通貨を取引する際は、最大レバレッジ1000倍を選んだXMの場合、わずか1,100円があれば取引できます。
日本国内FX業者の場合は、2017年現在最大25倍までなので、4万4千円が必要です。
最大レバレッジが高ければ高いほど、取引に必要な資金は少なくて済むのです。
実効レバレッジとは?
最大レバレッジについてはもう理解出来たと思いますが、最大レバレッジの他に「実効レバレッジ」というものがあります。
実効レバレッジは、実際の運用レバレッジを表しています。
例えば、最大レバレッジ1,000倍で実効レバレッジが900倍などギリギリで取引してしまうと、ちょっと為替レートが動いただけで必要証拠金が不足し、すぐに強制ロスカットになってしまいます。
実効レバレッジを低くし余裕を持った取引をすることで、リスクを低くすることができるのです。
[ポジション評価額(取引数量×各通貨の現在レート) ÷ 有効証拠金額(資産合計+評価損益金-出金依頼金額) = 実効レバレッジ] の計算式により算出できます。
前述の必要証拠金例では、ドル円110円の時に1万通貨を取引する場合、最大レバレッジ1,000倍で1,100円の必要証拠金だけで取引可能でした。
しかし、口座残高が1,100円だけで良いというわけではなく、口座残高(取引証拠金)は、「必要証拠金の約10倍以上の資金」など余裕をもった資金を預け入れる必要があります。
理由としては、必要証拠金に対し口座残高が少ないと実効レバレッジが高くなり、必要証拠金不足により強制ロスカットのリスクが高まる為です。
口座残高に対する実効レバレッジ例
口座残高 | 必要証拠金 | 実効レバレッジ |
---|---|---|
3,000円 | 1,239円 | 367倍 |
10,000円 | 1,239円 | 110倍 |
30,000円 | 1,239円 | 37倍 |
100,000円 | 1,239円 | 11倍 |
必要証拠金に対し口座残高が少ないと、実効レバレッジが高くなります。実効レバレッジは100倍以下に抑えておく方が良いでしょう。
実効レバレッジは、低ければ低い程リスクも低くなるのです。
XM口座の最大レバレッジ変更方法
XMのリアル口座開設時に選んだレバレッジは、XM会員ページの「レバレッジ変更」から簡単に変更することができます。
(デモ口座はレバレッジの変更ができないので、違う最大レバレッジにしたい際は作り直す必要があります。)
レバレッジ変更画面で、変更したいレバレッジにチェックを入れ、「リクエスト送信」ボタンをクリックするだけで変更手続きが完了です。
レバレッジ変更申請は、自動変更ではなく、XMサポートスタッフで確認後に手動で行われるものです。
XM口座開設する時のFXレバレッジまとめ
- レバレッジは、資金の何倍もの金額を取引できる仕組み
- 特に理由がなければ最大レバレッジ1000倍を選択する
- 最大レバレッジが高い程、必要証拠金は低くなる
- 実効レバレッジは低い程、リスクも低くなる
- XMリアル口座レバレッジは変更も可能
レバレッジ取引は、短期間で損失になるリスクもありますが、逆にレバレッジを上手く活用すれば、短期間で大きく稼げるチャンスもあります。
その大きなレバレッジの魅力により、海外FX業者を選ぶ人が多くなってきています。
- 関連記事: XM FXの使い方まとめ